みなさん、こんにちは!
今回はアイランドシティにある、西鉄のバス営業所を訪問してきました(訪問日:4月下旬)。
営業所では現在電気バスを1台保有しており、この電気バスを活用して、九州電力(株)、九電テクノシステムズ(株)、西日本鉄道(株)の3社が、電力の需給バランスに関する実証実験を昨年度から行っております。
まずは、電気バスの紹介から。
車体後方のボンネットを開けてみると、エンジンが大半を占める、左のディーゼルエンジンとの違いが一目瞭然!!
右の電気バスはバッテリーが大部分を占めており、走行用のモーターはバッテリーの奥にあり、写真では見ることができません。
電気バスは静粛で振動が少なく、また発車時の加速がよいことから、乗客や運転手ともに評判がよいそうです。
実証実験に話が戻りますが、今回、九電グループが開発した50kWの大型車向けの充放電器を昨年12月から営業所に設置しました。電気バスは、午前中にアイランドシティ・千早間を3往復し、午後は営業所に停車します。この停車している時間帯に電気バスを充放電器に接続し、電気バスの蓄電池を充電や放電することにより、電気のバランス調整などに使用する試験を行ったそうです。
昨年度の実証実験を通して、電気バスを通常の運行で安定的に稼働させながら、蓄電池としても活用できる事が確認できたので、今年度は電気バスの運行データをもとに効率的に電気バスの充放電ができるような検討をし、例えば、午前中に続いて午後も電気バスの運行を増やすことも計画しているそうです
アイランドシティ魅力PR係 記者N